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徒然なるままに読んだ本の覚書。 ネタバレ有です。ご注意ください。
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お父さんが、めちゃくちゃいい人だった…
ラストのあたりでお父さんが言った言葉に、泉水と春が救われて良かった。
ラストは哀しかったけど、満足。
ミステリーとしては、イマイチだったけれども、こういうラストを書いてくれた著者にものすごく好感を持ちます。
読んでよかった。


【いい加減なあらすじ】
泉水と春。2人は仲の良い兄弟だ。
半分しか血は繋がっていないけれど、そんな事は関係ない。
――そのはずだった。

連続放火事件。
謎のグラフィティアート。
遺伝子のルール。
そして、春の奇行。
そんなものが、泉水を惑わす。
「あの地図、あのゴダール、あの偉人たち、そして、この私の不安はいったい何だ」
真実を知った時、何が変わる?



この話、引用文がたくさん出て来ました。ガンジーに芥川龍之介にエッシャーに…多すぎる。やっぱり多すぎるのは嫌だなぁ。「伊坂さん、あなたの言葉で語って下さい!」と思ってしまう。
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綺堂の怪談集が続々と新装版として発行されてます。
ありがとう光文社!!『白髪鬼』と『影を踏まれた女』以外の文庫が手に入らなくて、長年、古本屋にないかチェックし続けていました。新装版、嬉しい。

誰かが綺堂の怪談を、「読者を彼岸と此岸の間で彷徨わせ、最後には自分がどちらに立っているのかを分からなくさせる」と言っておりました。これには非常に納得。

この本の中では、「経帷子の秘密」が1番怖かった!後から思い返すと、じわじわ怖くなってくる話です。「白髪鬼」とか「影を踏まれた女」もそういうタイプの話。
最近の日本のホラーに傷食気味の方に、おすすめです。

【いい加減なあらすじ】
横浜見物の帰り道、お峰・お妻の母娘は一人の老婆に出会う。
親切心で老婆を駕籠に乗せたが…
残された経帷子が暗示するのは、吉兆?それとも…
(「経帷子の秘密」)
綺堂の珠玉の怪談10篇を収録。

とても雰囲気のある物語でした。
“語り過ぎない”というのが良く効いてます。「結局あれは何だったんだ!」というのが多々あるものの、それを全部説明されちゃ興醒めするだろうなぁ、と。
会話に引用文が頻出するのは、普段は嫌なんですけど、この物語では気になりませんでした。


【いい加減なあらすじ】
「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」
 ―僕は家を出る。
 父の予言。自分のDNA。そんなもの達から逃れるために。

「ナカタは普通のナカタになりたいと思います」
 ―ナカタさんは旅に出る。
 住み慣れた街をでて、自分のすべきことをするために。

2人は不思議な何かに導かれ、世界を知る。

盛大にへこんだ。
これ程までに、女の妬み・嫉み・憎しみ・悪意を描ききった作品ってあまり無いと思う。
心穏やかには読めない作品です。


【いい加減なあらすじ】
二人の女が殺された。
二人の共通点は、同じ名門女子高校に通っていたこと。
そして…売春婦であったこと。
片や、幼い頃から己の美貌を利用して生き抜いてきたユリコ。片や、一流企業に勤めるキャリアウーマンでありながら、夜は娼婦として街を彷徨い続けた和恵。
二人は何故、殺されたのか。
二人の死を中心に、悪意に捕らわれた男・女達の姿が浮かび上がる。


原作と映画では、ラストが大きく異なっていましたね。当然ながら、賛否両論あるようです。私は、原作を読んでから映画を観たのですが、映画のラストもありだと思いました。さすがのレクターも、クラリスだけには無体な事は出来んのだな、と(否、充分に無体な事しとるが)。迂闊にも、レクターの決断にときめいてしまった。直後に相手が「人食いハンニバル」であることを思い出して、へこんだが。

原作のラストには、度胆を抜かれた。レクターなりの愛なんでしょうが、あれはいかんだろう。レクター博士、自由すぎる。

【いい加減なあらすじ】
『羊たちの沈黙』から7年。クラリスはある事件を原因に、窮地に陥っていた。そんなクラリスの元に届いた一通の手紙。それは、あのハンニバル・レクターからの手紙だった!

レクター博士のやんちゃっぷり(?)も、なかなか楽しんで読めました。


幼少より犬を偏愛する自分には、何とも言えぬ話であった……私はパニック映画とかでも、犬さえ死ななけりゃぁ何でもイイ、と思うような人間なんですよ。NYで火山が爆発しようが、宇宙人が攻めてこようが、とりあえず犬が無事なら良し。(それにしても、大抵のハリウッドのパニック映画の主人公って犬飼ってますよね。なんで?)そんな自分には、犬がばんばん死んでしまうこの話はきつかった。


【いい加減なあらすじ】
1943年のキスカ島。日本兵がこの島に残した4頭の軍用犬から全ては始まった。第二次世界大戦・朝鮮戦争・ベトナム戦争・アフガン侵攻・ソビエト崩壊。20世紀を駆け抜ける犬たちの物語。

とにかくベルカがかっこよかった!!素敵。我が家の駄犬に、爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいものだ。

とにかく異質な作品。それ故に、好き嫌いが非常に分かれる作品だと思う。文章に癖があるし。私は、なんだかんだ言いつつ楽しんで読みましたがね。

2006年ベストはこれ。堅い。でも良かった。
なんでこんなに重くて暗い本を気に入ったのか、自分でも謎である。

【いい加減なあらすじ】
主人公は日本人。故郷を捨て、遠く中国(満州?後で調べる)にいる。死を目前にして、故郷とは何かを思い悩む日々。
故郷を捨てた意味は。故郷を喪失するとは何か。
果たして答えは…。

この話は、元々真善美社より出版されていました。それを20年後、公房自身が大幅に加筆・修正したのが、この冬樹社版。
真善美社版より、冬樹社版の方が好きだ。
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